メッセージ

 高原行政書士・社労士事務所のホームページをご訪問いただきありがとうございます。

この数年、企業やビジネスの場に限らず、個人の間でもコンプライアンス(法令遵守)が声高に叫ばれるようになりました。
それに伴い、悪気なく行った行為、知らずに行った行為が、思わぬ批判に晒されてしまう。意識していなくても、そうした風潮を感じることもあるのではないでしょうか。
こうした風潮を最も感じるのが、ツイッターやインスタグラムといったSNS、デジタルの世界でのいわゆる「炎上」でしょう。「炎上」するのは、決して芸能人や著名人、大企業ばかりではありません。
中小企業や個人であっても何気なく、あるいは「世間の関心を引くため」、「炎上を目的として」SNSに投稿することで、炎上し、それが世間一般の知るところとなることも珍しいことではなくなっています。
「炎上」してしまえば、その鎮火は困難です。見ず知らずの事情も知らない人間から無責任に罵倒され、倒れて降参しても、世間が飽きるまで、徹底的に叩きのめされるのです。そして、一旦そうなってしまえば、謝っても簡単には許されません。反撃しようにも、誰に叩きのめされたのか、その実体が何だったのかも分からないでしょう。
IT技術やデジタルツールの発明、進歩は企業活動に変革をもたらし、利便性とスピード、コストの削減といった計り知れないメリットをもたらしました。
しかし、その一方で誰もがSNSを使えばどんな情報も発信できてしまうツールと、いつどこで、誰に、何を見られているか分からない社会を生み出したのです。それは、監視され、簡単に告発されてしまう世の中を実現することとなりました。
企業においては、経営者の悪気のない作為、不作為や社内の公にしたくない事柄がSNSを通じて、簡単に世間に発信されてしまう事を意味します。そして、一度発信されてしまえば、意図せずその是非が問われることとなるでしょう。

では、ブログやSNSへの投稿が行政書士や社会保険労務士とどんな関係があるのでしょうか。
一見、何の関係もないように見えますが、私は少なからぬ関係があると考えています。
それは、こうした問題がSNSへの投稿に名を借りた、社内、企業のガバナンス(企業統治)の問題だからです。社内の危機管理、情報管理は今や労務管理上の大きな問題となっており、その対応を間違えると企業の根幹を揺るがしかねません。
普段は問題にならないことが、思わぬところで問題になる。これが、SNS、デジタル時代の怖さなのです。

では、そうした問題を起こさないため、または起きてしまった問題に対処するためには何をしなければならないのでしょうか。それを全て理解している企業、あるいは個人の方はどれほどいらっしゃるでしょうか?
大企業であれば、専門の部署を持ち、間違いのない対応も可能でしょう。しかし、中小企業に専門部署をつくり、専任の担当者を置くことは現実的ではありません。当然、中小企業、ましてや個人に完璧な対応を望むことなど無理な話です。
日々会社を運営し、多様な業務に追われる中小企業の経営者にとって、こうした状況はむしろ当たり前で特別な意識などしていなかったかもしれません。しかし、今や意識していない、今は問題ないと言って放置することができない問題となっているのです。

「では、どうすればいいのか?」
そうしたときに役に立てるのが、それぞれの道に精通した専門家なのです。
社会保険労務士は危機管理の専門家ではありませんが、法律や労務管理に関する知識を駆使して予防策を講じることが可能です。また、手続きや届出など分からないことを専門家に予め相談することで、大きな事態に発展してしまうことを防ぐこともできます。
発覚する前に正しく対処することで、問題の発生も抑えられるのです。

確かに、専門家に依頼することは費用のかかることです。しかし、いったん問題が発覚すれば、その対処にかかる時間、費用、そしてそれ以上に失う信用は小さくありません。
専門家に依頼して、安心を買えるのであれば、高い買い物ではないのではないでしょうか。

弊所は、行政書士、社会保険労務士の併設事務所としてそうした多くのお客様のご依頼、ご相談に対応して参りました。
私個人としても、労働基準監督署での総合労働相談員として数多くの社内トラブル、労務管理上のトラブルに対処しており、そこで得た豊富な経験と解決策をお客様のお役に立てたいと思っています。
また、行政書士、社会保険労務士の専門範囲外の業務については、提携している他士業の専門家と連携して速やかに確実な業務の遂行をすることで、ご安心をしていただいております。
経営者は、社内に相談できる人もなく、とかく孤独なものです。悩み事やお困りごとなど、一人で悩まずどうぞお気軽にご相談いただければと思います。

高原行政書士・社労士事務所で提供している全てのサービス、業務は中国語で対応することが可能です。
事務所には経験豊富な中国人スタッフが常駐しており、相談からアドバイスまで、最初から最後まで中国語で対応いたします。
お気軽にご相談ください。


高原行政書士・社労士事務所
高原 雅彦
  【事務所代表】
 高原 雅彦

【保有資格】
・行政書士
(東京入国管理局申請取次)
・社会保険労務士
(H27特定社会保険労務士付記)
・健康経営アドバイザー
・日商簿記検定3級
・普通自動二輪
・大型自動二輪

【PROFILE】
社会保険労務士合格後、勤めていた会社を退職し、社労士事務所に転職しました。2年間の事務所勤務を経て、埼玉県で社労士として独立開業しました。
その後、東京都北区に事務所を移転、行政書士としても開業登録しています。
昨年から現在の新宿区百人町に事務所を移転しました。
昨年まで社労士、行政書士として開業する傍ら、労働基準監督署の総合労働相談員としても活動しておりました。
昨年相談員を退任するまで、労使双方の相談者から年間数千件の労働相談を受けていました。
相談員の経験を通じて、実際の労働の現場では様々な悩みを抱えて働いている人が多くいて、その殆どの人が誰にも相談できずに苦しんでいることを知りました。私の社労士の知識、相談員としての経験を生かすことで、少しでも労働問題で悩んでいる、経営者、従業員の方たちの力になりたいと思っています。